社員インタビュー 生産管理


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松本Base
丸山 健二
1994年入社。
入社以降、製品の生産管理や出荷業務を担当。趣味はサッカー観戦や、スノーボード。 -
松本Base
古田 佳伸
2008年入社。
生産管理スペシャリストとして、生産管理の業務や修理品の対応を行い、2019年頃からは環境調査も担当。趣味はサッカー。
松本Base丸山
生産管理部全体の業務内容と業務の流れ、また丸山さんが担当されている業務内容を教えてください。
生産管理部では、製品の生産計画、部品購入、工程管理、品質管理、在庫管理(部品・製品)、不具合品修理、製品の出荷作業、環境調査(依頼があった時のみ)の工程を担当し、これらを生産管理部のメンバー全員で分担して対応しています。生産管理業務の全体的な流れとして、まず初めに適正な在庫を保つため、受注数や過去の実績をもとに生産計画を立案します。その後、立てた計画に対して必要な部品をリストアップし注文書を作成・発注し、注文した部品の納期をその時の状況を見ながら調整し、入荷した部品を必要な分ピックアップして生産工区へ支給します。そして工区の担当者と連絡を取り合いながら計画に合わせて製品を作ります。最後に、計画に基づいて納入された製品を自社が定める受入検査で問題がないことを確認し検収します。これらの工程の中で問題が発生した場合は、適宜対応し速やかに問題の終息に努めます。具体的には、部品に不良があった際には発生の原因を特定して今後の対策を考えたり、検査機トラブルが起きた際には検査機の早期復旧に対応するなどです。


不具合品の修理業務も生産管理部で対応されてるとのことですが、なぜ生産管理の方で対応されているのでしょうか?また、他に一般的な生産管理の仕事の枠を超えていると思う業務はありますか?
不具合品の修理業務について、弊社には修理専門の部署が無い為、修理の依頼が入った際は、生産工程を把握している生産管理部が修理依頼品の不具合内容の確認をします。そこで問題がハードにあり、難易度の高いものはプロダクトエンジニアリング部(製品開発を担当する部署)へ解析を依頼し、比較的簡単な部品交換で済む依頼などは部品管理をしている生産管理部が行っています。機構部品に問題があり交換が必要な場合も生産管理部が対応をしています。その他に一般的な生産管理の仕事の枠を超えていると感じる業務としては、出荷作業や環境調査などがあります。弊社では、自社製品の出荷は全て生産管理部で行っており、弊社指定の出荷日に合わせて製品のピックアップから梱包・出荷までの工程を行います。オンラインショップは休日以外ほぼ毎日出荷の作業をしています。また、環境調査については、お客様からご依頼いただいた当該製品のchemSHERPAデータ(製品に含まれる化学物質に関する情報を伝達するためのデータ)の取得や指定物質の含有調査などを、商社や外部メーカーとの窓口になっている生産管理部が全て対応をしています。
生産管理部の業務形態で今後改善していきたいことや、新しく取り組んでいきたいことはありますか?
現在の業務においては、いくつか改善の余地があると感じており、その中でも特に重要だと考えているのは、業務の無駄を省き効率を上げるためのプロセスの見直しです。具体的には、製品や部材をスムーズにピックアップできるように、製品棚や部品棚のレイアウトを見直すことで、作業効率を大幅に改善できるのではないかと考えています。また、製品ラインナップの増加や出荷台数の増加に伴い、製品や部材を保管できるスペースの確保が急務となっています。そのため、現状の保管スペースの改善に取り組み、製品の収納や保管方法の最適化を図りたいと考えています。
松本Base古田
社内で新機種が立ち上がる時などに、製造部門の目線で仕様の提案をしたり意見を出したりすることはあるのでしょうか?
生産管理として作業工数や不良率の視点から、製品の試作の段階で提案・意見することはあります。作業工数を減らすことで、不良(作業ミス)を少なくすることができるため、製品を梱包する物をもっと少なくできないか?だったり、箱や機構部分の組立の部分で少しでも組立てやすくできないか?などの視点で製品の仕様を相談しています。また、不良率については、上記の内容に加えて部品の破損を抑えるため基板に実装する部品の位置や向き、基板分割部の隙間(スリット)などについて社内だけではなく、協力工場とも相談し仕様に関して意見を出しています。


生産管理部門として、どのような運用を目指している・心掛けているのでしょうか?
生産管理部では、適正在庫を保持し、お客様の要望(受注)に対して柔軟に対応することを心がけています。
在庫に関しては、以前個々で在庫管理をしていた時は、各担当者で必要な部品や部材の発注をしていたため、同じ工場で使用する共通部品の重複により在庫過多になり無駄が出てしまっていたことがありました。その状況を改善するため、また、お客様の要望(受注数)に対して出荷数の予測精度をあげるため、みんなで共有する管理システムを社内のエンジニアに依頼して作成してもらい、導入しました。また導入後も、状況に合わせて必要な機能を追加していくことで出荷数の予測精度を更に上げることができ、適切な在庫を持ちながらお客様の要望に柔軟に対応することが可能になっています。
ティアンドデイの生産管理部門にはどんな方が合っていると思いますか?
コミュニケーションがとれて柔軟に対応できる方、自分で考えて動ける方が弊社の生産管理には合っていると思います。弊社の生産管理部では、生産計画の立案や部品購入などさまざまな工程で、商社や協力工場などの取引先と交渉する場面も多く、円滑なコミュニケーション能力が必要になります。また、日々のルーティンワークの中で突発的に別作業が発生した時に、入ってきた作業の内容に対して、何をしないといけないのか?何を優先すべきなのか?など、状況に応じ自分で考えて行動することが必要になるため、何事にも柔軟に対応できる臨機応変な対応力も必要になります。また、長期定着していただけそうな方や、人当たりが良い方、生産管理経験があり電気/電子に関わったことがある方が弊社の生産管理部で活躍していただけると思います。