社員インタビュー デザイナー・DTP・ディレクター


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東京Base
小島 南
2022年入社。
自社サイトやアプリケーションのUI、展示会のパネルデザインなど社内のデザイン業務全般を担当。
趣味でDJや楽曲作成を行う。 -
松本Base
勝野 京子
2008年入社。
主に取扱説明書やカタログなどの紙媒体を中心にDTP制作を担当。時短勤務で働き、週末は息子のサッカーチームの試合観戦を楽しむ。 -
東京Base
両角 広郎
2019年入社。
プロダクトデザイン部の部長として、社内で発生する様々な案件のディレクション業務を担当。
趣味は子育て、サッカー観戦、読書など。
東京Base小島
業務内容と使用しているツールを教えてください。
デザイナーとして社内のデザイン業務全般に携わっています。弊社のWebサイト、ネイティブアプリ、業務アプリケーションのUIデザインなどを作成する際は「Figma」をメインで使用しており、紙媒体や宣伝美術、ロゴ制作などを作成する際は「Adobe Illustrator/Photoshop」をメインで使用しています。


ティアンドデイのデザイン作成の案件はどのように進めるのでしょうか?
「デザイン」の観点で考えると、基本的に個人で担当することがほとんどです。現在、弊社のデザイナーは私一人のため、メンバーが増えた際には作業を分担することも想定しています。しかし、一つの案件に対しては、基本的にデザイナーが一人で完遂する形を想定しています。「案件」の観点では、ディレクターやフロントエンド・バックエンドエンジニアなど、その都度チームを組んで進めます。レビューに関しては、ラフの段階でディレクターから意見をもらうことができるほか、関係者を含めた打ち合わせでデザインについてフィードバックを受ける機会もあります。
デザインの品質担保のために取り組んでいることなどはありますか。
デザインクオリティに関しては、明確なビジョンを持ちながら、自身で壁打ちをすることを意識的に行っています。
具体的には、以下の観点を意識しながら自己レビューを行っています。
・このUI表現は一般的か
・各OSのレギュレーションに準拠しているか
・ティアンドデイのトーン&マナーから逸脱していないか
・ユーザーに良い印象を与えられるか
これらの観点をクリアしたと判断したデザインは、さらに関係者にフィードバックをもらいながら、「最善のデザイン」を目指してブラッシュアップしていきます。また、それ以外にも、世の中に出回っている質の高いデザインと比較し、不足している部分を洗い出して改善することも意識しています。デザインは定量的に評価しづらいため、一人で進めていると悩むことも多いですが、そうした状況や成果物を客観的に捉え、「ティアンドデイとして最善のデザインとは何か」を判断し、自分達なりの答えを導き出すことが重要だと感じています。上記は、一人体制ならではの工夫ですが、今後メンバーが増えた際にはデザインレビュー会を実施するなど、より良いデザイン環境を整え、クオリティの向上を目指していきたいと考えています。
ティアンドデイの作成物の特徴や制作時に心掛けていることがあれば教えてください。
昨今のデザインの潮流でもあるため特別なことではありませんが、まず「シンプルであること」が特徴として挙げられます。しかし、ティアンドデイにおける「シンプル」とは、単に情報を削ぎ落として洗練されたトーンを演出することではありません。「本質」を見極め、情報や要素が本当に必要かどうかを判断し、ティアンドデイを適切に表現するための「シンプル」を指しています。この考え方は、プロダクト、パッケージ、説明書、UI/UXなど、あらゆるデザイン対象に共通するものであり、常に意識しながらデザインに取り組んでいます。
知識のインプットの方法を教えていただきたいです。
特別なことはしていませんが、「デザイン知識」という点では、デザインギャラリーに掲載されている制作事例をチェックしたり、個人的に推しているデザインエージェンシーやデザイナーの制作事例やブログをチェックしたりしています。ビジュアライズ手法だけでなく、デザインプロセスにおける考え方にも重点を置き、インプットを重ねています。また、フィジカル(手を動かす)面でのインプットとしては、感銘を受けたグラフィックデザインをIllustratorやPhotoshopで再現したり、社会人向けのデザインスクールに通ったりと、プライベートの時間でも自己研鑽を欠かしません。最近は「フィジカル」を個人的なテーマに掲げ、頭で考えるだけでなく、実際に手を動かしながら情報を吸収し、それを自分なりのデザインに昇華することを意識しています。デザイン以外の知識については、社内メンバーとの会話、見知らぬ人との交流、料理、YouTubeの視聴など、日常のさまざまな経験からインプットしていると感じます。それらが直接仕事に結びつくかは分かりませんが、日常から得る知識もデザインにとって重要だと考えています。
ティアンドデイのデザイナーにはどんな方が合っていると考えますか?また、どんな方と一緒に働きたいなどはありますか?
自分なりのスタイルで構いませんが、「質」にこだわることができる方が合うのではないかと思います。デザインの対象となる製品やサービスは多岐にわたりますが、その根幹には「ティアンドデイらしさ」を意識し、本質を捉えたシンプルなデザインを追求する姿勢が求められます。また、柔軟でありながら、譲れない美意識を持つ方と一緒に働けたら嬉しいです。周囲の意見や要望を適切にデザインへ反映しつつ、必要な場面では信念を貫く。そうした姿勢を持つ方と共に働くことで、私自身も成長でき、切磋琢磨しながらティアンドデイのブランドをさらに強固にできると考えています。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひご応募ください。一緒にティアンドデイをさらに良くしていきましょう。
松本Base勝野
DTPオペレーターの業務内容や実際に使用しているツールを教えてください。
取扱説明書やカタログなどの紙媒体を中心に、DTP業務を担当しています。他部署のメンバーとも連携しながら、製品の仕様変更、追加情報に合わせた対応を行なったり、デザイナーが作成したデザインをもとに、最終的な印刷物として最適になるようデータを仕上げる役割を担うこともあります。制作物は一度作ったら終わりではなく、制作後も社内やお客様からのフィードバックをもとに修正・改善を加え、より情報が伝わりやすく、視覚的にも整合性を保つように制作チーム一丸となって取り組んでいます。ティアンドデイ製品の全シリーズにおいて情報の一貫性や正確性を保つことを課題とし、気になることはメンバー間で共有し、制作物としての精度や品質を高め、より良い成果物をお客様に提供できることをメンバー全員で心がけています。使用しているツールは、Adobe InDesign、Illustrator、Photoshopです。ソフトウェアの進化に合わせ、より効率的な作業が行えるよう、オンラインの学習プラットフォームを活用し新しい機能を学ぶこともあります。


時短勤務について、実際にどのようなスケジュールで働かれているのでしょうか?また、時短勤務で働かれていることでやりづらいと感じる部分はありますか?
2人目の育児休業から復帰して以来、私は時短勤務で働いています。退社時間は子どもの成長に合わせて変えてきましたが、現在は16時40分に退社し、その後は小中学生の子どもたちの活動サポートに時間をあてています。帰宅後は軽い夕食を準備し、子どもたちを活動場所へ送迎します。21時過ぎに再び帰宅し、その後にもう一度夕食をとるというサイクルで平日が回っています。以前は「子どもが大きくなれば手がかからなくなるだろう」と思っていましたが、実際にはそれぞれがやりたいことを持ち、成長と共に活動のフィールドが広がっていく中で、今もなおサポートが欠かせない毎日です。そんな中で、子どもの年齢に関わらず、家庭の事情に合わせた柔軟な働き方ができるこの環境は大変ありがたく、ティアンドデイだからこそ家庭と仕事のバランスをとりながら両立できていると感じています。
職場の雰囲気も温かく、子育てだけではなく介護など、個々の事情に応じた働き方に対してもとても理解があると思います。もちろん製品スケジュールに合わせて優先すべきことはありますが、基本的には自分のペースで仕事を調整しながら取り組むことができるので、勤務時間が異なることで仕事の難しさを感じることはありません。社内のコミュニケーションもスムーズなので、個々の状況を理解しながら協力し合える環境が整っていると感じています。
東京Base両角
ティアンドデイのDTPの募集内容に「ディレクション業務も行っていただく」とありますが、ディレクション業務とは具体的にどのような業務を行うのでしょうか。
DTPオペレーターには公式サイトの新着情報の更新や、製品の取扱説明書の更新など社内運用業務のディレクションをメインに担当していただきます。作業内容としては、スケジュール管理、掲載内容の作成、制作者への連絡、品質管理などになります。より具体的にご説明すると、例えば公式サイトのお知らせ更新の場合「XX日までにソフトウェアの更新のお知らせを出したい」というような依頼が来ます。そこから、担当部署に提案・相談・確認しながら実際の掲載内容を確定させます。その後、確定した掲載内容をサイト制作担当者に渡してテストサイトに反映してもらいます。反映したテストサイトをチェックし品質管理を行います。この流れを指定日時までに行います。また、弊社では新しいアプリやサイト、サービスなどの企画、要件定義や設計もディレクターの業務領域になり、適正などを見つつ、それらの業務をお願いする可能性もあります。


最後に、ティアンドデイのディレクターにはどんな方が合っていると思いますか?
弊社のディレクターに求められる大きな資質の一つに判断力というものがあります。私が考えるに、物事を決定する際に必要になるのは正しい情報です。目の前にある情報が正しいのか、隠された情報はないのか、そういったことを検討しながら社内の人間から情報を引き出しつつ、将来的な状況の変遷や、会社の性質、ユーザー属性などを考慮し、どんなアウトプットにすることが正解なのか判断することが求められます。前提になる知見や教養はありますが、重要なのは一つの判断に必要な情報は何かを考え、その情報を集め、集めた情報から冷静な判断を下せるかにあると考えています。また、品質への拘りも重要視しています。これについては僕も日々、失敗と反省の繰り返しですが、常に良いものを妥協なく追求していく姿勢でいたいと思っています。これらは案件の大小に関わらず必要なことで、公式サイトのお知らせを一つ作るディレクションを行う時にも、掲載する内容について、どうあるべきか判断し掲載内容を作り、文章ひとつひとつの品質を考えていける方が弊社には合っていると思います。また、一緒に働きたいと思う方としては、人として相互に向き合える人がいいと思っています。